着飾るより肌着に対して金をかける

第二世代は肌着に金をかけて、外側は逆にアンチブランドみたいにしている。ブランド物をもらったら、それをちぎって、自分なりのかたちに変えて、自己のスタイルにすることを大事にしている。

これはいい傾向ですよ。人々がそういう方向に向かっているときにそれを育てる方向に動けばいいんです。しかし、官庁にも政府にも体裁を大事にする風習が根強い。

ただし若い人たちは、感覚的に、なま身の肌を大事にしなければいけない、人間を大事にしなければいけないということがわかっている。だから、着飾るより肌着に対して金をかける。

それが、もう一段階進んで、今や皮膚、肌へきているわけですね。そして身体の奥にある「心」に向かっていこうとしている。最近の、幼児から二十歳くらいの人向けの絵本にしても、読む本にしても、心に関するものがだんだん多くなってきていますよ。本屋さんにそういうコーナーができたり、いい方向に行ってはいるのです。と言う。


— posted by wgft at 01:23 pm